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このページは,齋藤研究室に入りたい学生さん向けに書いたものです。

* Index [#h062ed84]

- [[研究コンセプト>#j8cc1807]]
- [[研究テーマ>#x46ef478]]
- [[こんな学生さんに来て欲しい!>#qa430aea]]
- [[定員オーバーのときの対処方法>#l3303108]]
- [[ゼミ生の卒業研究リスト>#gbd7d118]]

* 研究コンセプト [#j8cc1807]

 齋藤研究室で行う研究のコンセプトは,&color(Maroon){''「人間の問題解決行動の理解と支援」''};です.問題解決とは,文字どおり,人間が何か複雑な問題を解決して行く過程のことを意味しています.例えば,小学生が算数の問題を解くときや,大学生がレポートを書くために必要な情報を集めるとき,物理学者が重要な法則を発見するときなどが,それにあたります.この研究室では,このような問題解決活動について,以下の2つの側面から研究を行います.
- 理解の側面:問題解決を行う際に,人間はどのような事を考えながら行動しているのか?うまく問題を解決できる人とできない人にはどのような違いがあるのか? 
- 支援の側面:問題解決を行うときに,どのような支援をすれば,効率的な解決ができるのか?適切な支援をするための支援システムとは何か?

~研究方法としては,「理解の側面」では心理実験やコンピュータモデルによって,また「支援の側面」では,学習環境の構築とその評価によって,行います.

- 理解の側面 
--心理実験:被験者に実験室で課題を遂行させ,課題の遂行に関わる要因を分析する.この研究室では,被験者に発話をさせ,発話内容を分析するプロトコル実験をメインに行う. 
--コンピュータモデル:人間の思考をモデル化したコンピュータプログラムを作成し,人間のデータ(実験結果など)と突き合わせ,パラメータを変えて様々なシミュレーションを行うことによって,人間の思考の過程を理解する. 
- 支援の側面
--学習環境の構築とその評価:心理実験から得られたデータや,これまでの心理学や学習科学の理論に基づいて,生徒の学習を支援するシステムや授業デザインを構築し,心理実験もしくは,授業実践を通して,学習効果について評価する.

// 本来ならば,「理解→支援」の両方の側面を行うことが望ましいのですが,卒業研究ではどちらかの側面について取り組むことを目標とします.具体的な問題解決状況として,何を選ぶかということについては,研究室に入ってから一緒に考えて行ければよいと思います.

このようなコンセプトに基づいて,現在複数のテーマで研究を進めています。

* 研究テーマ [#x46ef478]

齋藤研究室では,現在以下の研究テーマで研究を行なっています。

齋藤ゼミに入った学生は,
+ プロジェクトのいずれかのサブテーマに取り組む
+ 過去の卒研生のテーマを発展させる
+ 自分が設定したテーマに取り組む(応相談)

のいずれかの方法で,テーマを決めてもらいます。
こちらとしては,1が一番嬉しいのですが,「これをやりたい!」という明確な意思がある学生さんには,2や3の方法でテーマを決めてもらっても構いません。

*** テーマ1: 人と人工物のインタラクションに関する研究 [#dc07fa71]

インタフェース,ソフトウェアエージェント,ロボットなど,人が人工物とやり取りをしながら何か課題を達成するという状況は身近なものになっています。人と人工物とのやり取りについて,様々な状況を観察し,その状況における人の振る舞いを分析することで,人が人工物が提示する情報をどう利用して対話を行っているのかを知ることが出来ます。このプロジェクトでは,特定のタスクにおける人とエージェントのやり取りを観察し,人を支援できるエージェントの有り方を調べてみたいと思っています。

-サブテーマの例
-- 情報探索を支援するエージェントやインターフェイスの研究
-- 学習に効果的なエージェントやインターフェイスの研究

*** テーマ2: 情報探索行動の理解に関する研究 [#vc46ba35]

Webで情報を探すとき,またお店で欲しい商品を探しているときなど,日常的な情報探索・収集活動を研究します。今のところはWebの情報探索が中心ですが,それ以外の情報探索行動もやってみたいと思っています。

-サブテーマの例
--Webでの情報の探し方には,どんな特徴があるか?
---商品を探すとき,レポートを書くとき,旅行計画を立てるとき…状況によって探し方が変わるのかを分析します。
--1人で探すより,2人で探すほうがいい情報を見つけられる?
---情報探索時の協同の効果を検討します。
--雑誌を見るとき,お店で欲しいものを探すとき,私達はどんな風に探している?
---リアルな場面での情報探索行動を調べます。
-参考文献:興味を持った人は次の論文を読んでみてください。
--Web情報探索行動の分析: 課題の志向性と経験の違いによる影響についての予備的検討 
---齋藤ひとみ, 江草由佳, 高久雅生, 寺井仁, 三輪眞木子, 神門典子 
---第13回 Webインテリジェンスとインタラクション研究会; 横浜市, 神奈川近代文学館; pp.37-42 (2008-12) 
---http://cres.jpn.org/?plugin=attach&pcmd=open&file=wi2_hsaito-print.pdf&refer=Files

*** テーマ3: 教科情報や、ICT活用能力を支援するための教材開発・授業研究 [#p89df150]
*** テーマ3: 教科情報やプログラミング教育、児童生徒のICT活用能力を支援するための教材開発・授業研究 [#p89df150]

現在、教育の情報化が推進されています。特に最近では、教師や生徒のICT活用能力を育成することの重要性に注目が集まっています。また、高校の教科情報についての教材開発や授業研究も大きな課題になっています。そこで、電子黒板やタブレットといった新しい道具を使った教材開発や授業研究、教科情報を教えたい多くの人にとって役立つような教材開発をしていきたいと思っています。

2016年度より,小学校プログラミングの実践研究にも取り組んでいます。小学校プログラミングやプログラミング教育に興味のある人も歓迎します。

-サブテーマの例
-- タブレットを使った学習ゲームの開発
-- タブレットの教育効果に関する研究
-- 楽しく・わかりやすく学べる教科情報の教材開発
-- 小学校プログラミングやプログラミング教育の実践研究


//*** プロジェクト3:図を見ること,図で表すことの効果に関する研究 [#fc4210e2]

//自分が理解したことを図でまとめると分かりやすくないですか?また,暗い(明るい)内容の本を読んでいる時に明るい(暗い)タッチの挿絵があると気分が変わりませんか?
//このプロジェクトでは,図を見ることが,また図を描くことが様々な活動に与える影響を調べてみたいと思っています。
//-サブテーマの例
//-参考文献:興味がある人は次の論文を読んでみてください。
//--学習内容の理解における提示形式と要約作成形式の効果 
//---齋藤ひとみ 
//---愛知教育大学研究報告; Vol.57; 教育科学編; 167-172; (2008-03)
//---http://repository.aichi-edu.ac.jp/dspace/bitstream/10424/264/1/kenkyo57167172.pdf

//*** プロジェクト1: 学習時におけるノートテイクの理解と支援に関する研究 [#yd88db5a]

//先生の講義を聞きながら,テスト対策をするときなど,ノートを取ることはよくあると思います。このプロジェクトでは,人がノートを取るときにどんな情報に注目し,またそれをどう編集してノートにまとめるのかを理解し,また効果的な支援方法やツールの開発などを行います。
//-サブテーマの例
//--よいノートが作れる人と作れない人は何が違うの?
//---上手く内容をまとめられる人は,そうでない人と比べて何が違うのかを調べます。知識,能力,動機,興味などいろいろ可能性が考えられます。
//--授業のノートを取るとき,人は何に注目しているの?
//---ノートを取っているときに,学習者が何をみているかを眼球運動測定装置を使って分析します。
//-参考文献:興味を持った人は次の論文を読んでみてください。
//--ノートテイキングにおける方略使用の効果に関する検討 
//---齋藤ひとみ・源田雅裕 
//---日本教育工学会論文誌; Vol. 31; Suppl.; 197-200; (2008-03)

* こんな学生さんに来て欲しい! [#qa430aea]

- 自分で研究テーマ・研究方法について考えられる人
- 論文を読むのが好きな人(最低5〜20本くらいは読みます)
--サブテーマを決めるために,論文を読んでその領域の知識を深めます。
- 実験参加者を集められる人脈がある人
--人が集められないと実験が出来ません。
--齋藤はあまり頼りになりません。
- プログラミングが多少はできる・やってみたい人
-- 実験用にシステムを作る場合もあります
-- Webアンケートのフォームを作ったりすることもあります
-- データ処理をプログラムでやることもあります

* 定員オーバーのときの対処方法 [#l3303108]

- 事前に齋藤研究室に相談に来た学生を優先します。
- 全員相談に来ている学生の場合は,齋藤との共同研究が上手く進められそうな人を優先します。

* ゼミ生の卒業研究リスト [#gbd7d118]

-2005年度
-- &ref(2020744.pdf,,,映像理解における継時カットの効果);
-- &ref(2020746.pdf,,,説明文の読解方略:発話プロトコル分析による検証);
-- &ref(2020777.pdf,,,算数文章題における図の役割);
-- &ref(2020796.pdf,,,インターネットにおける情報検索プロセスの検討:発話プロトコルによる困難さの分析);
-2006年度
-- &ref(2030783.pdf,,,講義型式の授業におけるノート取り行動の分析);
-- &ref(2030799.pdf,,,学習内容の理解における提示形式と要約作成形式の効果);
-2007年度
-- &ref(2040757.pdf,,,大学生のペアプログラミング過程の分析);
-- &ref(2040801.pdf,,,情報の制約が集団意思決定過程に及ぼす影響);
- 2008年度
-- &ref(2050869.pdf,,,暴力映像が認知・感情・攻撃行動に及ぼす影響);
-- &ref(2050828.pdf,,,幼児における感情の比喩についての理解と表現);
-- &ref(2050786.pdf,,,携帯電話によるナビゲーションの分析);
-- &ref(2050776.pdf,,,認知的な視点に基づいた道具の使いやすさの評価指標の検討);
- 2009年度
-- &ref(2050816.pdf,,,コミュニケーション能力とパーソナルスペースに関する研究);
-- &ref(2060840.pdf,,,物語における感動評価と感情評価に関するBGMの影響について);
-- &ref(2060852.pdf,,,動機づけスタイルに適したフィードバックの検討);
-- &ref(2060857.pdf,,,ブログの商品紹介記事の特徴分析:商品ジャンルごとの比較);
-- &ref(2060889.pdf,,,関係レベルの類似性におけるMIPとMOPの役割についての検討);
- 2010年度
-- &ref(2050813.pdf,,,2009 年衆院選における各政党の新聞広告・TVCMの分析);
-- &ref(2070059.pdf,,,実習生の子どもに対する分析力および対応力の変化の分析―教育実習前後による比較―);
-- &ref(2070850.pdf,,,検索システムにおけるメディアイクエーションの効果);
-- &ref(2070863.pdf,,,歌の記憶・再生における手がかりの役割と行動の分析);
-- &ref(2070873.pdf,,,授業およびノート作成におけるメディアの違いがノートの取り方に与える影響);
-- &ref(2070874.pdf,,,検索前後におけるコンセプトマップの変化分析);
- 2011年度
-- &ref(2080051.pdf,,,擬人化エージェントによるオーバーハードコミュニケーション-被説得エージェントの反応の違いによる説得への影響-);
-- &ref(2080052.pdf,,,相談者や協力者の性格や相談内容が悩み相談過程に与える影響);
-- &ref(2080058.pdf,,,自発的な図の利用についての調査-自己理解の為の図と他者教授の為の図の違いから-);
-- &ref(2080062.pdf,,,「ネットいじめ」と従来のいじめにおける加害者と被害者の心理);
-- &ref(2080064.pdf,,,先延ばし意識とメタ認知に着目した個人特性と課題の見積もり関する研究);
-- &ref(2080842.pdf,,,エージェントとの問題解決における自己開示の影響);
- 2012年度(学部)
-- &ref(2090057.pdf,,,授業における学習者の役割の違いがノートテイクに与える影響);
-- &ref(2090073.pdf,,,論述文の作成における制限あるコピー&ペーストの効果);
-- &ref(2090885.pdf,,,ユーザとエージェントの共同情報検索:「よりそい」エージェントによる検討);
-- &ref(2090889.pdf,,,ユーザとエージェントの共同情報検索:「共働き」エージェントによる検討);
-- &ref(2090892.pdf,,,Web の共同情報探索行動の分析:課題による違いの検討);
- 2012年度(修士)
-- &ref(211m023.pdf,,,行為・観察・教授の違いが学習に与える影響);
- 2013年度
-- &ref(2100864.pdf,,,エージェントからの自己呈示とフィードバックに対する人間の反応);
-- &ref(2100870.pdf,,,アルゴリズム教育における制約の有無での教授効果の比較);
-- &ref(2100871.pdf,,,経験がシステムに対するメンタルモデルの獲得に与える影響);
-- &ref(2100886.pdf,,,擬人化エージェントによるオーバーハードコミュニケーション:被説得エージェントの人数が説得に与える影響);
- 2014年度
-- &ref(2110058.pdf,,,差異のある共同作業におけるエージェンシー認知の要因);
-- &ref(2110063.pdf,,,タブレットを活用した児童生徒が能動的に使用できる音読教材の開発);
-- &ref(2110064.pdf,,,視点の違いによる疑似体験効果の検討);
-- &ref(2110073.pdf,,,ネットワーク学習における,情報の流れを可視化・体験する教材の開発と実践);
-- &ref(2110907.pdf,,,身体知と行為の予測との関連性:ダーツの熟達者と初心者の比較をとおした検討);
-- &ref(2110927.pdf,,,ユーザインターフェイス設計システムの開発および設計行動の分析);
- 2015年度
-- &ref(2120065.pdf,,,マジック課題における注意のモードの切り替え);
-- &ref(2120068.pdf,,,集団からの評価が個人の選択に与える影響);
-- &ref(2120875.pdf,,,情報探索における探索者の知識構造の変化:探索中のコンセプトマップの分析);
-- &ref(2120881.pdf,,,キャラクターグッズの購入・販売におけるオタクの男女差の分析);
-- &ref(2120891.pdf,,,音のインタラクションにおけるエージェンシー認知の誘発要因の検討);
-- &ref(2120895.pdf,,,ヒューマンエージェントインタラクションにおける操作者の行動心理の探索);
- 2016年度(修士)
-- &ref(215m012.pdf,,,役割体験による学習方法の検討と提案−効果的なアクティブ・ラーニングを目指して−);

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